タイムカードかアプリか:タイムレコーダー、指紋認証、タブレットを比較
紙のタイムカードとタイムレコーダーは、1か所で働く少人数の職場なら今でも使えます。一方、拠点が複数ある、外回りや現場がある、代理打刻を防ぎたいといった場合は、スマートフォンや入口タブレットで打刻する勤怠アプリの方が安く、集計の手間もかかりません。指紋や顔の認証端末は不正に強い反面、生体データの取り扱いに注意が必要です。
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結論:職場に合うのはどれか
| 職場の状況 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 1か所、10人未満、全員が同じ時間帯 | タイムカードでも可 | 初期費用が小さく、運用が簡単 |
| 店舗・事業所が複数 | 勤怠アプリ(QR) | 拠点ごとに端末を買わずに済む |
| 建設現場、清掃、外回り | 勤怠アプリ(GPS・QR) | 固定の端末を置けない場所でも打刻できる |
| スマホを持たない従業員がいる | アプリ + 入口タブレット | PINや印刷バッジで打刻できる |
| 代理打刻が多い | アプリ(切替QR・GPS・自撮り)か生体認証端末 | 本人確認ができる |
3年間のコスト比較
タイムレコーダーは本体価格だけで判断しがちですが、実際にはカード代、集計作業、拠点の数だけ必要な端末、故障時の交換がかかります。従業員10人・1拠点の場合の目安です。
| 費用項目 | タイムレコーダー+紙カード | 生体認証端末 | QRtimetrack |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 本体の購入費 | 端末の購入費+設定 | なし |
| 消耗品 | タイムカード用紙(毎月) | なし | なし |
| 月額 | なし | クラウド利用料がかかる機種あり | 19.90ユーロ(10人) |
| 集計作業 | 毎月、手作業で転記・計算 | ソフトで出力 | 自動集計、Excel・CSV・PDF |
| 拠点を増やすとき | 本体を追加購入 | 端末を追加購入 | QRコードを印刷するだけ |
| 3年間の利用料 | - | 機種による | 716.40ユーロ(19.90 × 36か月、税別) |
見落とされがちなのが集計の人件費です。紙のタイムカードを毎月Excelに転記して時間外や深夜を計算する作業は、10人でも数時間かかり、転記ミスも起こります。アプリなら打刻と同時に集計され、月末は確認と出力だけで済みます。
指紋・顔認証端末と個人情報保護法
指紋や顔の特徴をデータ化したものは、個人情報保護法上の個人識別符号にあたり、それだけで個人情報になります。生体認証端末を導入する会社は、次のような対応が必要です。
- 利用目的を特定し、従業員に通知または公表する(就業規則や社内規程に明記するのが一般的)。
- 漏えいを防ぐための安全管理措置を講じ、端末や保守業者の管理を行う。
- 退職者のデータを確実に削除する。
- 生体認証を拒む従業員への代替手段を用意する。
QRtimetrackのFace IDや指紋認証は、スマートフォンのパスキー機能を使い、認証はスマートフォン本体の中で完結します。会社にもQRtimetrackのサーバーにも、指紋や顔のデータは送られません。会社が生体データを保管・管理する必要がないため、導入時の説明と管理の負担が小さくなります。
生体認証なしで代理打刻を防ぐ
タイムカードの最大の弱点は、同僚のカードを代わりに押せることです。QRtimetrackは、生体データを預からずに複数のチェックを組み合わせます。
- 1人1台の端末: 従業員のアカウントは1台のスマホに紐づき、新しい端末には管理者の承認が必要。
- 切り替わるQR: 入口のタブレットやモニターのQRは15秒ごとに変わり、写真の転送では打刻できません。
- GPSエリア: 拠点の半径内でのみ打刻を受け付けます。
- 任意の自撮り: 打刻時に写真を撮影。写真は30日後に自動削除されます。
- サーバー時刻: 端末の時計を変えても記録される時刻は変わりません。
- リスク表示: 疑わしい打刻は黄色または赤で表示され、承認するまで集計されません。
タイムカードの端数処理に注意
タイムカードの運用でよくあるのが、「15分単位で切り捨て」「始業前の打刻は9:00扱い」といった独自ルールです。労働時間は1分単位で把握するのが原則で、日ごとに切り捨てると未払賃金が生じます。認められているのは、1か月の時間外労働などの合計について30分未満を切り捨て、30分以上を1時間に切り上げる処理です。
また、打刻時刻と実際の業務開始がずれる場合(着替えや朝礼など)は、その時間が労働時間にあたるかを確認する必要があります。計算方法は残業代の計算方法で解説しています。
複数の拠点や建設現場では
アプリなら、拠点ごとに印刷したQRコードとGPSの半径を設定するだけです。現場の入口やプレハブにQRを貼れば準備完了。電波がなくても打刻でき、後から同期されます。現場責任者はチームリーダー用アプリで自分の現場の従業員だけを確認できます。詳しくは建設業の勤怠管理とGPS勤怠をご覧ください。
入口タブレットでの打刻の仕組み
スマートフォンを持たない従業員や、私物のスマホを使いたくない従業員には、入口に置いたタブレットで打刻してもらいます。
- タブレットでQRtimetrackをキオスクモードで開きます。
- 従業員は個人のPINを入力するか、印刷した社員バッジをかざすか、自分のスマホに表示される30秒ごとに変わる個人コードを見せます。
- 打刻はサーバー時刻で記録され、任意で写真も残せます。
- タブレットで打刻した人もスマホで打刻した人も、同じレポートに表示されます。
特別オファーでは、Samsung Galaxy Tab A9+、QRtimetrack 3か月無料、手順書をセットで299ユーロでご用意しています。手順書に沿ってお客様ご自身で約10分で設定できます。数量限定100台です。タブレットのセットは提供地域が限られるため、日本への発送の可否はお問い合わせください。
よくある質問
タイムカードは法律上まだ使えますか?
使えます。厚生労働省のガイドラインや労働安全衛生規則は、タイムカードによる記録を客観的な方法の例として挙げています。ただし打刻時刻と実際の労働時間がずれる場合は確認と補正が必要で、カードは5年間(当分の間3年間)保存する必要があります。
指紋認証の勤怠端末は個人情報の扱いで問題になりますか?
禁止ではありませんが、指紋や顔の特徴データは個人識別符号にあたる個人情報です。利用目的の特定と通知・公表、安全管理措置、退職者データの削除などの対応が必要です。QRtimetrackは認証を端末内で完結させ、生体データを受け取りません。
タイムカードからアプリへの切り替えにどれくらいかかりますか?
従業員に招待リンクを送り、拠点ごとにQRコードを印刷すれば、その日から使えます。無料トライアルでは10人まで7日間試せるので、まず1つの拠点で並行運用し、問題がなければ全員に広げる方法がおすすめです。
スマホを持っていない従業員はどうなりますか?
入口のタブレットを使います。個人のPIN、印刷した社員バッジ、または30秒ごとに変わる個人コードで打刻できます。タブレット利用者もスマホ利用者も同じレポートで管理できます。
タイムカードを15分単位で切り捨ててもよいですか?
日ごとの切り捨ては認められません。労働時間は1分単位が原則です。1か月の時間外労働などの合計について、30分未満を切り捨て30分以上を1時間に切り上げる処理は、行政通達で認められています。