建設業の勤怠管理:現場ごとの実労働時間を、紙なしで
現場に着いた作業員は、入口のQRコードかプレハブのタブレットで打刻し、アプリがGPSの位置も確認します。電波がなくても打刻でき、従業員アプリは母国語で使えます。現場責任者は誰が現場にいるかをその場で確認でき、月末には現場別の労働時間を給与計算と原価管理に出力できます。2024年4月から建設業にも適用された時間外労働の上限管理にも役立ちます。
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現場の勤怠管理がうまくいかない理由
建設現場の出面(でづら)や勤怠は、職長が一日の終わりに、ときには月末にまとめて書くことが少なくありません。その結果、次のような問題が起きます。
- 日報の紛失や汚損。 記憶から時間を復元し、給料日にもめる。
- 一律の時間記入。 「全員8:00〜17:00」と書かれ、早く帰った人も残った人も同じ扱い。
- 代理記入。 来ていない作業員の分まで書かれる。
- 電波がない。 新築現場や地下では通信できず、多くのアプリが使えない。
- 外国人技能者。 日本語の書式が読めず、自分の記録を確認できない。
- 複数現場の掛け持ち。 現場ごとの労務費が分からず、見積との差が見えない。
2024年4月から、建設業にも時間外労働の上限規制(原則月45時間・年360時間、特別条項でも年720時間、月100時間未満、2〜6か月平均80時間以内)が適用されています。災害の復旧・復興の事業を除き、一般の業種と同じ上限です。上限を守るには、現場ごとではなく人ごとの正確な日々の記録が必要です。労働時間の把握義務もご覧ください。
現場での打刻方法
現場に合った方法を選び、組み合わせることもできます。どの方法も大きなボタンで数秒で打刻できます。
| 方法 | 現場での様子 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 印刷したQRコード | ゲートやプレハブに貼ったコードをアプリで読み取る | どんな現場でも、費用ゼロ |
| タブレットの切替QR | 15秒ごとに変わるコード。LINEで写真を送っても使えない | 人の出入りが多く、本人が現場にいる証拠が欲しい現場 |
| 入口タブレット(キオスク) | PIN入力、印刷した社員バッジ、または30秒ごとに変わる個人コード | スマホを持たない、私物スマホを使いたくない作業員 |
| GPSエリア | 現場の範囲内でのみ打刻を受け付ける | 広い現場、移動の多い班 |
作業員はアプリストアから何もインストールしません。招待リンクを開いてホーム画面に追加するだけです(AndroidでもiPhoneでも可)。1日の操作は出勤・休憩・退勤の3つ。詳しくはGPS勤怠とQRコード勤怠をご覧ください。
電波がなくても:オフライン打刻
電波がない場所でも、作業員は普段どおり打刻できます。打刻は実際の時刻と位置情報とともにスマホに保存され、帰り道などで通信が戻ると自動送信されます。記録されるのは送信時刻ではなく打刻時刻で、端末の時計を変更すると検知されます。
外国人技能者も母国語で
従業員アプリは23言語に対応しています。ベトナム語、ネパール語、フィリピノ語、ヒンディー語、ベンガル語、ポルトガル語、英語などで、特定技能や技能実習で働く作業員もすぐに理解できます。各自が自分の言語で勤務時間、休憩、月末の確認を行い、会社側は管理画面でまとめて確認します。文字よりも、大きなボタンと少ない手順を重視した設計です。
複数の現場、複数の現場責任者
- 現場ごとに拠点を作り、QRコードとGPSエリアを設定します。
- 現場責任者はチームリーダー用アプリで自分の現場だけを確認:いま現場にいる人、遅刻、未到着。
- 疑わしい打刻(エリア外、新しい端末、時刻の変更)は黄色または赤で表示され、承認か却下を選びます。
- 修正には理由が必要で、履歴に残ります。
- 毎朝、出勤状況のサマリーをメールで受け取れます。
- チャットとお知らせは既読が分かり、休暇申請はワンクリックで承認できます。
- 元請会社と子会社など、複数の会社を1つのアカウントで管理できます。
勤務予定、遅刻、時間外
会社全体または作業員ごとに勤務予定を設定すると、遅刻、早退、「未出勤」のリストが自動で表示されます。
- 残業の確認: 予定を過ぎて作業を続ける作業員は、現場のQRコードと写真で確認します。確認がなければ予定の終業時刻で退勤扱いになります。
- 時間外、休日、深夜の時間を分けて表示し、割増賃金の計算に使えます。
- 休憩も打刻するので、実際に働いた時間が分かります。
- 月45時間や複数月平均80時間に近づいている作業員を把握できます。
割増賃金の計算は残業代の計算方法をご覧ください。
現場別の労働時間で原価管理
打刻はすべて拠点に紐づくため、現場ごとの労働時間が分かります。
- 現場ごとの労務費の把握と、見積との比較
- 常用(人工)での請求の根拠資料
- 下請として入る現場での元請との工数の確認
- 施主や元請への作業員の入場実績の提示
ExcelやCSVで出力して原価管理にそのまま使えます。StandardプランではAPIやWebhook(Zapier、Make、n8n)で他のソフトに送ることもできます。
月締めの流れ
- フラグの付いた打刻を確認し、承認または却下します。
- 月を締めます。以後、勤務時間は誰も変更できません。
- 作業員に通知が届き、スマホで勤務時間を確認または異議申し立てします。
- 確認結果が、時間外・休日・深夜・休憩とともにレポートに記載されます。
- Excel、CSV、PDFを給与計算の担当者や社会保険労務士に送ります。
料金と現場用タブレットのオファー
Standardプランは稼働従業員1人あたり月1.99ユーロ、最低5人分(月9.95ユーロ、税別)。その月に稼働した作業員分だけ支払うので、繁忙期だけの応援要員に年間の費用はかかりません。まずは7日間無料、クレジットカード不要で、10人まで試せます。
現場のプレハブ用に特別オファーをご用意しています。Samsung Galaxy Tab A9+、全員分のQRtimetrack 3か月無料、手順書のセットで299ユーロ。手順書に沿ってお客様ご自身で約10分で設定できます。数量限定100台です。オファーを見る。タブレットのセットは提供地域が限られるため、日本への発送の可否はお問い合わせください。
まだアプリに移れない場合は、無料の勤務表テンプレートで今月分の表をすぐに作れます。
よくある質問
電波のない現場ではどう打刻しますか?
作業員は普段どおり打刻します。打刻は実際の時刻と位置情報とともにスマホに保存され、通信が戻った時点で自動送信されます。管理者には、届いた時刻ではなく打刻した時刻が表示されます。
作業員同士の代理打刻を防ぐには?
作業員ごとに承認済みのスマホが1台に紐づき、新しい端末には管理者の承認が必要です。タブレットの切替QR(15秒ごとに変化)、現場のGPSエリア、任意の自撮りやFace IDを組み合わせると効果的です。
スマホを持っていない作業員はどうしますか?
現場入口のタブレットをキオスクモードで使います。個人のPINを入力するか、印刷した社員バッジを見せます。スマホを持っている人は30秒ごとに変わる個人コードを見せて打刻できます。全員が同じレポートに表示されます。
現場ごとの労働時間を出せますか?
出せます。現場ごとに拠点を作り、それぞれにQRコードとGPSエリアを設定するので、労働時間は拠点別に集計されます。現場責任者は自分の現場だけ、本社は全現場を確認できます。Excelの出力は原価管理や常用の請求に使えます。
GPSで作業員を一日中追跡しますか?
いいえ。位置情報は出勤・退勤の打刻の瞬間だけ取得し、現場にいることを確認します。作業中や勤務後の追跡はしません。位置情報の利用目的は、就業規則などで作業員に明示しておきましょう。
建設会社の場合、料金はいくらですか?
最初の7日間は無料で、クレジットカード不要、10人まで試せます。その後は稼働従業員1〜5人で月9.95ユーロ、6人以上は1人あたり月1.99ユーロ(税別)。たとえば30人なら月59.70ユーロです。月払いで、長期契約はありません。